騒音にはルールがある!それは法律と条例

今から騒音の法律と条例の解説をするから、ドキドキ緊張をしている女の子のイラスト。

隣人の騒音、つらいけど我慢してない?

隣人の騒音、うるさくて本当につらい…。
でも「我慢するしかない」と感じていませんか?

実は、騒音にはちゃんとルールがあります

騒音には「法律」と「条例」がある

騒音を規制するルールには次の2つがあります。

  • 法律(国が決めた全国共通のルール)
  • 条例(県や市が決めた地域ごとのルール)

つまり、騒音は法律と条例の両方で規制されています。

ただし、注意が必要です。

※法律と条例があっても、すべての騒音が規制されているわけではありません。

意外と知られていない「条例」というルール

条例はあまり知られていないかもしれません

ですが、大事です。

なぜなら騒音を規制している数が、法律よりも条例の方が多いからです。

つまり、条例のことを知らずに
「法律だけでどうにかしよう!」と思ってしまうと、
本当は使えるはずの手段を見逃してしまう可能性があります。

初心者でもわかる法律と条例の違い

法律の特徴(全国共通のルール)

  • 国が決めているルール
  • 日本全国どこでも同じルールが適用される

例えば車の運転で「赤信号だと、進めない」とルールがあると思います。

これは全国どこにいっても統一されています。

つまり、たった一つの法律を決めるだけで、
日本全国に同じルールを適用できるのが「法律」なんです。

条例の特徴(地域ごとのルール)

  • 市や県が独自に決めたルール
  • その市や県だけで効果がある
  • 隣の市や県に行くと効果がなくなる

「バニラ!バニラ高収入〜♪」と大音量で走っていた宣伝トラック。

以前はかなりうるさかったですが、
最近は東京都で音量が小さくなっています。

なぜ小さくなったかと言うと、
東京都が「条例」で音量を制限したからです。

つまり、条例で静かになったということです。

ただし、東京都だけの話です。

他の地域では、
今も大音量のまま走っているかもしれません。

なぜなら、条例は「その地域だけで効くルール」
他の地域にいけば、このルールは適用されません。

これが法律と条例の違いです。