一部の騒音・振動だけルールがある!

残念ながら、日本ではすべての騒音・振動を規制するルールは存在しません。
ただし、一部の騒音・振動だけ規制があります。
🟪一部の騒音・振動はどう規制されている?
一部の騒音・振動は法律と条例によって規制してます。
そして、騒音と振動のために作られた法律・条例の数は合計9種類あります。
しかし、9種類の中身を調べる前に、法律と条例の違いを知っておくことが大切です。
なぜなら、条例のほうが法律より規制の数が多いからです。
🟪騒音を規制している法律と条例の違い
違いはとてもシンプルです。
- 法律:国が決めた全国共通のルール
- 条例:県や市が決めた地域ごとのルール
🟪法律と条例をもっとわかりやすく
法律の特徴
- 国が決めているルール
- 日本全国どこでも同じルールが適用される
👉 例:車のルール「赤信号では進めない」
これは全国どこでも統一された法律です。
条例の特徴
- 市や県が独自に決めたルール
- その市や県だけで効果がある
- 隣の市や県に行くと効果がなくなる
👉 例:「バニラ!バニラ高収入〜♪」と大音量で走っていた宣伝トラック。
以前はかなりうるさかったですが、最近は東京都で音量が小さくなっています。
なぜか?
東京都が「条例」で音量を制限したからです。
ただし、これは東京都だけの話。
他の地域では、今でも大音量のまま走っているかもしれません。
なぜなら、隣の市や県に行くと効果がなくなるからです。