【騒音 振動】役所に相談する前に知るべきこと


騒音の事で役所に相談して、なんとかなるのかしら?と考えている女性のイラスト。

🟪まず最初に覚えておくべきこと

  • 役所には、騒音と振動について調査する窓口がある
  • 違反すれば、役所が対処してくれます

つまり「役所に相談すれば、違法かどうかを確認できる」ということです。


🟪ただし重要なポイント

役所が調べるのは、役所が管轄する範囲の騒音だけ

すべての騒音を対象にしてくれるわけではありません
残念ながら、日本には「すべての騒音」を規制する法律や条例は存在しません。

言い換えると、役所の窓口とは

  • 役所が管轄する法律や条例だけを対象に、違反があるかどうかを確認する窓口

と考えてください。


🟪役所が担当する法律・条例

名前担当
騒音
条例(騒音)役所 or 警察
騒音規制法役所
大店立地法役所
軽犯罪法警察
道路交通法警察
静穏保持法警察
風営法警察(らしい)
振動
条例(振動)役所
振動規制法役所

※私が調査時点で把握している範囲です。


🟪「条例」による規制は意外と多い

実は条例による騒音規制・振動規制は、結構あります。

例えば、

  • 「拡声器」を規制しているのは「条例」
  • 深夜のカラオケ騒音規制も「条例」
  • 「バ~ニラバニラ高収入」の爆音が消えたのも「条例」が改正されたからです。

🟪相談できるのは「自分の役所一つだけ」

役所への相談は、全国どこでもできません。
あなたが相談できるのは、住民票や印鑑証明を発行してくれる自治体の役所、ただ一つです。

その役所で「騒音や振動の窓口はどこですか?」と尋ねれば教えてもらえます。

多くの場合「騒音・振動・水質・大気」などをまとめて扱う部署の中に窓口があります。
その窓口名は「公害課」「生活課」「環境課」となっている場合が多いです。


🟪窓口が役所から離れた場所にあるかも

私の場合、役所の建物の中に窓口がありませんでした。
代わりに、別の地域にある環境課の建物内に窓口が設置されていました。