騒音の苦情件数 何件あるの?



1年間で騒音の苦情がどれくらいあるんだろう?

そう思ったことはありませんか。


🟪調べてみました。

  • 警察に苦情があった騒音件数
  • 役所に苦情があった騒音件数

🟪結果こうなりました↓

  • 警察に苦情があった騒音件数:公表していない
  • 役所に苦情があった騒音件数:公表している

🟪公表している騒音件数について

これは、環境省が発表しています。

見てみましょう↓

パンフレットより

この年度は、16,264件の苦情が全国の役所にあったそうです。


🟪環境省が公表している苦情件数を一覧にしてみた

過去6年の苦情件数↓

  1位2位3位4位 
年度合計建設作業工場・事業場営業家庭生活その他
2023年19,890件7,466件5,115件1,852件1,352件etc
2022年20,436件7,736件5,236件1,946件1,399件etc
2021年19,700件7,460件5,473件1,456件1,389件etc
2020年20,804件7,841件5,554件1,911件1,583件etc
2019年15,726件6,062件4,422件1,411件1,131件etc
2018年16,165件6,050件4,610件1,383件968件etc

「これこそ公式データだ!」と思えるかもしれません。

あとTVやWEB記事が情報を出す時、このデータを参照していると思います。

出典:環境省

「以降は、管理人の感情も含めて記します」


🟪結論からいうと 「クソ!」

なんだこのデータは!!!!

調べると、紛らわしいクソ!

嘘はついていないが、うまいこと書いてある。クソ!


🟪「クソ」である理由

理由は、役所が受理した苦情件数の合計だからです。

ここがとても重要なんですが・・

  • 「受理した」苦情件数の合計。
  • 受理されなかった苦情は、カウントしてない。

出典:環境省


🟪役所は、ほとんど受理しないぞ!

理由は簡単。
騒音の法律が少ないため、受理される確率が低い。

「役所は、法律に根拠がないと何もできない仕組み」

私の経験から言うと、

  • 規制されている騒音・振動 → 日本全体の約30%
  • 今でも規制されていない → 日本全体の約70%

さらに、規制されている約30%の中には警察が担当する法律もあるため、さらに役所が担当する法律は少なくなります。

この場合「受理されると思いますか?」

この仕組みの中で、受理した騒音被害だけを「苦情件数」と公表しているのはおかしい。


🟪一般人が知りたい統計とは?

やはり、受理されていない苦情も含めて「苦情件数」として公表してもらいたいです。