隣人の騒音が違法かどうか?調べる方法を教えます

隣人の違法かどうか?解説で、待ってました!と言わんばかりに張り切り出しだ女性のイラスト。

結論:役所か警察に相談すれば、違法かどうか調べてもらえる!

自分で、違法かどうかを判断しないこと

騒音が違法かどうかは、自分で判断しないでください。

なぜなら、違法かどうかを決めるのは、基本的に役所か警察だけだからです。

あなたが「これは明らかに違法な騒音だ!」と発言しても、それは違法ではありません。

なぜ「役所」と「警察」なのか?

理由はシンプルです。

法律を作った時に「これは違法だ!」と決めれる機関を決めているからです。

たとえば、騒音規制法を担当するのは役所、道路交通法を担当するのは警察、というように、最初からルールが決められています。

そのため、騒音に関係する法律と条例のほとんどは「役所」か「警察」が担当しており、彼らだけが決められるのです。

担当機関

法律違法と判断できる機関
条例役所 or 警察
騒音規制法役所
大店立地法役所
軽犯罪法警察
道路交通法警察
静穏保持法警察
風営法警察(らしい)

じゃあ、どうすればいいの?(違法かどうかの調べ方)

答えは、とてもシンプル。

役所か警察に相談するだけでOKです。

相談のしかたは?

難しく考える必要はありません。
こんなふうに聞いてみてください。

  • 「この騒音うるさいんですが、これは法律的に問題ないんでしょうか?」

こう伝えるだけで、担当職員が

  • どの法律に該当するか
  • 自分たちが対応できる内容か

を調べてくれます。

違法かもしれないし、そうでないかもしれません。

役所か警察、どちらに相談すればいいの?

  • 「この騒音、役所?それとも警察?」

迷うのは当然です。

残念ながら、日本にはどちらに相談すればいいのか教えてくれる「騒音の総合相談窓口」のような窓口は存在しません。

そのため、自分で役所か警察に直接相談するしかありません。

迷ったら、両方に相談しよう

なぜかというと、役所と警察は別々の法律を担当していて、基本的に連携していないからです。

たとえば

  • 警察に相談すれば、
    →軽犯罪法や道路交通法など、警察の扱う法律・条例だけを調べてくれます。
  • 役所に相談すれば、
    →騒音規制法など、役所が担当する法律・条例だけを調べてくれます。

つまり、片方だけに相談しても、もう一方の法律に違反しているかどうかは分からないのです。

私の体験談

私自身、まず警察に相談しました。

しかし警察は、「自分たちが管轄する法律」に違反がないと判断し、それ以上の対応はありませんでした。

その後、念のため役所にも相談してみたところ、
騒音規制法に該当することが分かり、対応してもらえました。

正直なところ、警察が「これは役所の分野かもしれませんよ」と一言教えてくれたら助かったのですが、
現実には、警察官もそこまでわかりませんよね。

以上の経験から、両方に相談した方がよいと判断しました。