はじめて学ぶ 騒音ルールの基本


隣人の騒音に悩み、何をしていいか分からず困っている人のイラスト

私は8年間、隣人騒音に悩み続けてきました。
その経験の中で分かったことを、できるだけシンプルにまとめます。


🟪すべての騒音・振動は規制されてない

残念ながら、すべての騒音や振動を規制してはいません


🟪一部の騒音・振動のみ規制してい

日本では、一部の騒音や振動だけを規制しています。


🟪一部って、どのぐらい規制しているの?

私の経験から言うと

  • 規制している騒音・振動 →日本全体の約30%
  • 規制してない騒音・振動 →日本全体の約70%

つまり、日本の騒音/振動 70%は初めから法律がない状態です
(※管理人の推定値です)


🟪約30%のみ、守られている。


約30%のみ、法律と条例で規制しています。

ただし、一つの法律で規制しているわけでなく、複数の法律や条例で規制しています。合わせて合計約30%って意味です。

🟪騒音を規制する法律・条例は7種類

  1. 条例
  2. 騒音規制法
  3. 大店立地法
  4. 軽犯罪法
  5. 道路交通法
  6. 静穏保持法
  7. 風営法

🟪振動を規制する法律・条例は2種類

  1. 条例
  2. 振動規制法

🟪「規制の対象 約30%」だったらどうなる?

  • 「対象 約30%」だった場合
    → 警察や役所が助けてくれます。
    →違法なら取り締まってもらえます。
  • 「対象外 約70%」だった場合
    → どれだけうるさくても、警察や役所は助けてくれません。
    →規制がないから、取り締まれないのです。

これが日本の現実です。


🟪対象外だった場合、どうすればいいの?

残念ですが、自力で解決するしかありません。
なぜ、騒音で裁判をしているのか?わかると思います

「どうしよもないから」です。

自宅を購入する時は、本当に気を付けてください。

経験からいうと、地獄が始まりますよ。

👉家を購入!静かなエリアの選び方

これで、初心者の方への説明を終わります。


🟪違法かどうか確認したいなら?

👉違法かどうか確認する方法


ここからは、補足情報です。


🟪マナーとモラルを破ったら逮捕?

私たちは、お互いに迷惑をかけないように生活をしています。

これが「マナーとモラル」です。
ですが、マナーやモラルは法律ではありません。

だから、破っても逮捕されることはありません。

もしマナーやモラルのない人が隣に引っ越してきたら?
想像するだけで「ゾッ」とします。


🟪東京都だけは「特別ルール」がある

東京都にお住まいの方へ。
東京都には「環境確保条例136条」という独自の条例があります。

簡単に言うと、東京都だけ他の地域よりも厳しいです。

全国では…

  • 規制対象  約30%
  • 規制対象外 約70%

ところが東京都では、この割合が逆転します。

  • 規制対象  約70%
  • 規制対象外 約30%

(※私の推定値です)

👉 つまり、東京都は他の地域よりもカバーされる騒音が多い、ということです。

詳しい内容は、私の別記事で解説しています。
👉東京都だけ「特別ルール」がある